社内報のなやみ解決アドバイス こんな社内報は読まれる!

多くの社員に読まれる社内報にしたいなら

これは、社内報担当者T氏にお会いした時のお話です。
T氏はとにかくチャレンジ精神に溢れ、
オモシロイと思うことはとことん追求する方で
私もすごく影響を受けている人です。

T氏「ね、これ見て」

T氏から渡されたのは、新聞の号外のようなものでした。
一面にはT氏の笑顔の写真とともに「T氏、再婚!」の大見出しが・・・。

T氏は既婚者でお子様も3人いて、絵に描いたような幸せ家族のはず・・・。

T氏「どう、これ? この号外新聞ってさ、絶対気になるでしょ?でしょ?」

T氏が何かおもしろいアイデアが浮かんだ時はきまって「でしょ?」を繰り返します。

T氏「いや、これはちょっと企画会議用にダミーで作ったものなんだけどね(笑)
   これを社内報でやろうかと考えているんですよ!」


お話しを聞くと、どうやら既存の社内報とは別に、
新聞の号外と同じように別刊を作るということのようです。

T氏「普段は読まない社内報の記事でも、
   号外として配るとみんな目を通すと思うんだよね〜
   正直なところ、いつも配布している社内報もどの程度読んでいるか疑問だしね」


たしかに普段、新聞を読まない人も緊急ニュースの号外には興味は湧きます。
やじうま的な人もいるとは思いますが・・・。

T氏「例えば、こちらとしては絶対に伝えたい記事だから読んでほしいんだけど、
   内容的にまじめで堅苦しいから目を通してもらえないことがあるでしょ?
   そんな場合に号外として配れば皆、記事に対する興味が普段とは変わると思うんだよね。
   うちの社長のメッセージとかね・・・」


こちらの社長様は一代で会社を築き上げられた方で、
私も一度だけお会いしたことがありますが・・・
第一印象はコワイ!の一言でした。

T氏「うちの社長、コワいでしょ?
   だから社内報に社長からのメッセージを載せてもみんな敬遠しちゃうみたいで・・・。
   でもね、社長はホントはすっごく優しい人なんですよ!ホントに。」


優しいというのは初耳でしたが・・・。
ただ、とにかく社員のことを想う気持ちは半端じゃないということは
以前に総務部の方から聞いたことがあります。

T氏「社長から社員に向けて、一緒に頑張ってほしい!という気持ちを
   目を通しやすい号外という形で読んでもらえれば、
   今まで以上に社員の士気も上がると思うんですよ!」


そして、先週配られた社内報の号外新聞にはこんな大見出しが書かれていました。

「鬼(社長)の目に涙!」

その号外が配られた際、周りの社員たちが号外の話でザワザワしているのを見て、
T氏は一人、ガッツポーズをしていたとのことです。